「小沢包囲網」の構図はマスコミが騒いでいるだけ!? 菅総理―樽床幹事長体制か?

午後にも、菅直人が民主党代表に選出され、午後には第94代目の新総理が誕生、菅内閣がスタートする。それにしても、報道では、小沢一郎に距離を置いてきた“反小沢”らが一斉に菅への支持を打ち出したことから、「小沢包囲網」をつくる構え――と報じているが、よほど、マスコミは小沢を嫌っていとしか言いようがない。何が何でも「小沢」対「反小沢」の構図を作りたいのだろう。だいたい「権力の二重構造」とか、そんなことばかり一生懸命に報じているから、肝心なことが語られないで終わってしまう。ハッキリ言って日本の問題が「沖縄と普天間基地」と「政治と金」だけなんてことはないだろう。
そもそも菅が291票を獲得して民主党の代表となり、総理になったからといっても、小沢グループが絡んで129票も獲得した樽床伸二氏の票を無視することは出来ない。樽床氏を重要な閣僚ポストに入れるか、あるいは幹事長を樽床氏にするかである。だいたい樽床氏というのは、いわゆる”反小沢”と言われるグループとも交流が深いし、文句もでないだろう。
いずれにしても、小沢の排除はマスコミと、マスコミに毒された無気力な国民が叫んでいるだけ。しかし、現実は、小沢がいなければ選挙が戦えないのも事実。小沢を絡ませないで来月の参院選挙で、もし負けたりしたら、民主党は誰が責任を取るというのか? それでも理由をつけて、負けた要因を小沢の責任にするのか?
だいたい、前原は「政治とカネの問題をリセットするという鳩山首相の思いを受け継いでやってほしい」と言っているが、それは都合のよい責任転嫁である。そもそも、”反小沢”というグループにしたって、全く責任がなかったわけじゃないだろう。民主党全体の責任だってあるわけだし、そんな考えでは菅総理になっても何も上向かない。結局は、官僚の言いなりの政権になるに違いない。