3800円の価値はあった!? 思った以上に面白かった朝倉薫演劇団「LOVE ME DOLL」

20100322160509.jpgいつまでたっても“ビンボー作家”から抜けきれない朝倉薫の主宰する劇団「朝倉薫演劇団」の舞台「LOVE ME DOLL」を、東京・銀座の「みゆき館劇場」に観に行った。
3月17日から始まって、全8公演。きょう22日の昼の部が千秋楽公演だった。正直言って、昨日までは内容に期待がもてなかったので、観に行くつもりもなかった。それでも「1回ぐらいは…」と思って、最後の公演を観に行った。
で、観た感想だが、率直に言って、思っていた以上によかった。最初は「2時間も観ているのは疲れる」と思っていた。ところが全体的なテンポもいいし、これが意外に楽しむことが出来たのだ。残念だったのは、ある意味でSFチックな内容だったにも拘らず照明を含む全体の演出が薄かったことか!? もっとも、その点に関しては朝倉さんも悔いていたが、結局のところ「ビンボー劇団」の限界という結論に達した。内容の展開としてはよかっただけに、照明を含む演出が出来ていたら、おそらく、観に来た客は90点ぐらいはつけたに違いない。そこが残念といえば残念だったが、それでも上出来だったことは間違いない。
物語は、猿回しの“猿”と“少女人形”のお話。で、その“少女人形”というのは、フランス人形のようなもので、いかにもオタクが喜びそうな仕掛けになっている。きっと、この世界を描かせたら、朝倉さんは才能があるのかもしれない。ただ一歩、間違えたらマニアックになってしまう可能性もあるが、アイドルの舞台としては面白い。
今回、出演していたのは“猿役”に守永真彩。ドール役はWキャストで矢島潤奈と高橋明日香(千秋楽のステージは高橋の出演だった)。守永は、グラビア・アイドルだが、母親は女優の白石まるみ。彼女は1人娘だという。白石は、TBS「ムー一族」で主演した郷ひろみの恋人役のオーディションで、4万人の中から2位に選ばれてデビューした。かつてはアイドルだった。82年に歌手デビューしている。この年はアイドル全盛期で、同期には小泉今日子や中森明菜、松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美なんかがいる。夫が建築家の南川芳広氏。その娘の守永は今春、高校を卒業したそうで、今回が初舞台だった。そういった意味で、演技は、まだまだ粗いが、一生懸命に頑張っていたのは良かった。千秋楽は白石も観に来ていただけに、きっと緊張したに違いない?
ドールの高橋。彼女は、青山学院大学の学生。彼女の演技は何回か観てきたが、今回は一番、ハマリ役だったのか台詞も滑らかで、これまで演じた中で一番よかった。今回の舞台で、意外にファンを増やしたのは高橋だったような気もする。余談だが、高橋の場合、朝倉さんが気に入っていたからなぁ…。もしかして、今回は個人レッスンでもやっていた!?
いずれにしても、今まで朝倉さんの舞台には文句ばかりつけていたが、今回の舞台に限っては、3800円の価値はあったかもしれない。だた、欲を言ったら、もう少し、脇役も目立つように演出すべきだった。とにかく狭い「みゆき館劇場」のステージに17人もの出演者。賑やかなのはいいが、何故か印象の残らない役の子も多かったような気がする。朝倉さんの舞台で、意外に印象に残ったのは、最近ではグラビアで活躍していた石井香織だったような気がしたが、しかし、その石井も今春、バンドくずれの男と結婚し夏ごろには子供も誕生するらしい。当然、芸能界引退だ。ロクな男に引っかからないのは、やはり三流、四流…。芸能界に夢が持てなかったのか?電光石火のような子だった。

松山千春…東京厚生年金会館ファイナル。NHKでの放送も決定!!“原点に戻った貴重なコンサートに…”

20100322045316.jpg20100322045431.jpg埼玉のFMラジオ・NACK5「ON THE RADIO」の生番組のスタジオで松山千春と久しぶりに会った。今夜は、銀座のNACK5スタジオが使用出来ないということで、東京・渋谷区内のスタジオからの生放送だった。
ところで、千春といえば、来週の月曜日(29日)には、東京・新宿の東京厚生年金会館のファイナル・コンサート「東京厚生年金会館ファイナル ファイナリスト松山千春」を行う。同会館は千春のコンサートを最後に49年の幕を下ろす。
同会館は、ジャニーズのアイドルをはじめ現在、活動しているアーティストの大多数が、そのステージを踏んできた。22年前の88年8月7日。当時、人気アイドル・グループだった”シブがき隊”が、解散を宣言したのも、このホールだった。柏原芳恵のファンだということで、皇太子が観に来たこともあった。
その東京厚生年金会館も本館はヨドバシカメラ、別館を伸和技研が落札して、マンションにしてしまうらしい。いずれにしても、東京から2000人収容のホールが1つ消えてしまうことになる。それにしても、50周年を待たずに消滅させてしまうというのも、落札者の思惑を感じるが、本館の大ホールは稼働率も高かったはずで、数年前にはホール内も整備していたし、もったいない気もするのだが…。
ところで、何故、ファイナルを松山千春か? 同会館・鈴木久利支配人曰く
「千春さんは全国の厚生年金会館に気持ちがある人。東京厚生年金会館の最後は気持ちのある人に締めて頂きたかったので、千春さんがやってくれる事を喜んでいます。沢山の方々に東京厚生年金会館を使って頂きましたが、千春さんは必ず事務所に立ち寄って『宜しくお願いします』、帰りには『お疲れ様でした』と声を掛けて頂いた。挨拶されない方が沢山いらっしゃる中、千春さんの心遣いで同じ仕事を一緒にしている気分なりました」。
やはり、日ごろの行いらしい。
ところで、どんな最後は、どんなステージを見せてくれるのか?
千春によると「まだ、具体的な構成は決まっていない」と言うが、前半は、弾き語りのライブになるようだ。
「旅立ち」「季節の中で」「銀の雨」「人生(たび)の空から」「君のために作った歌」「恋」など、デビュー当時からの作品を中心に構成していくようだ。
また、当日の模様をNHKが収録し、5月1日の午後8時から1時間半に亘って「松山千春 ライブ ~30年の時を越えて~」のタイトル(仮)で放送(BS2)することも決定(予定?)した。千春は「まだ、コンサート前で、どうなるかも分らないのに…」と言っていたが、とにかく、現時点では、待ったなしのコンサートである。
もっとも、今回は“録画”。千春が、ステージで何を発言しようとも編集が出来るから、NHKも安心しているようだが、千春は「1時間半の弾き語りで2曲しか歌わない事だってあるかも…」なんて言い方もしていた。しかし、今回のコンサートは、1枚限定の発売だった。観たくても観れないファンからの問い合わせが、事務所に殺到していたらしいが、NHKでの放送が決まったことで、やや静まるか!? いずれにしても、原点に戻ってのステージを繰り広げることは確かで「貴重なコンサートになる」ことは間違いなさそうである。
それにしても、NHKが、千春のライブを放送するのは初めてだという。

御殿場・東富士演習場の野焼きで3人死亡…思えば僕も高・大学時代に参加したっけ!!

20100314120940.jpg20100322011217.jpg連休。親の顔を見に田舎の御殿場に帰った。
御殿場。この時期になると、自衛隊のある「東富士演習場」の野焼きがあるが、その野焼きで3人が亡くなったという。思い起こせば、高校、大学時代に、僕も、この野焼きに毎年、参加していた。もちろん、バイトのようなもの。確か、朝9時ごろから始めて、2時頃まで、野焼きをするのだが、実に楽しかった。マキの先に、手ぬぐいを巻きつけて、そこに持参した石油を塗って火をつける。いわゆる、たいまつのようにして、演習場の野原に火をつけまわるのだが、これが実に楽しい。この時期は、天気もよく、乾燥しているから、確かに火がつきやすい。ふざけて、仲間に、火のついたマキを投げつけたり…、いま、考えると危なかった。しかも、火をつけながら、よく走った。ただ、東富士演習場は広いが、各地区から何百人も参加しているから、意外に短時間の作業で終わる。これで確か3500円ぐらいもらった。当時としては、いいバイトだった。
確かに僕の時も、強風だった時もあったが、しかし、今回のような焼死するような事故は皆無だった。最近はどうだったのか分らないが今回は、5人が1組になって行動したようだが、僕の時代は、案外、いい加減で、なんとなく、周囲の動きや状況を見ながら、勝手にやっていたような気がする。ところで今回、亡くなられた方々は、走り疲れていたのか? それにしても、不幸にも亡くなった3人は、まだ30代だから、そんなにバテるほどでもないだろう。強風はともかく、何か気の緩みがあったんじゃないだろうか? とにかく広い場所だし、林や竹やぶを焼くわけじゃないので、逃げ道はある。やや信じられない事故でもあった。
ところで、御殿場は自衛隊の街だ。東富士演習場に隣接した滝ヶ原というところには自衛隊の駐屯地と並んで、米軍海兵隊の「キャンプ富士」【写真】がある。今回、沖縄の米軍基地の問題で、この「キャンプ富士」も移設地として、噂に上った。地元では、それなりに大騒ぎになって、反対運動のようなものが起こったらしいが、いろいろ聞くと、反対とは言いつつも複雑だったらしい(この「キャンプ富士」の隣には、国立青年の家もあったり、さらに上がると、富士山・御殿場口5合目に通じる)。
地元に帰って、小学校の教頭をやっている友人と久しぶりに会った。小、中学校時代からの同級生だが、彼に聞くと、御殿場市というのは、東富士演習所など、自衛隊があることで、国から何だかんだと100億円以上のお金がお国から入ってくるのだという。そのお金で、小学校や、中学校が新築されたり、さまざまな施設が出来ているわけだが…。それ以上に、演習場の土地を持っている地域というのは「財産区」といって、とにかく裕福な予算を持っている。この地域の小・中学校なんて、お年よりも使うからって、体育館にエレベータまで設置している。温泉まで堀上たり、それこそ御殿場市からの援助を受けなくても何でも出来るのだ。それが…。もし、ここに米軍が移設されたら…。これは、ますます裕福になるに違いない。それが現実なのである。何だかんだいっても、御殿場市とか小山町、裾野市…この周辺の住民は現実的になっている。因みに、ここは民主党・細野豪志の選挙区(静岡県第5区)でもある。
さて、そう考えたら沖縄は一体、これからどうなっていくのだろうか? 我が御殿場市も観光が多いが、現実は、観光だけではやっていけない。JR御殿場駅の周辺なんて、ますます淋しくなっている…。