大阪からコンサートが消える!? 大阪厚生年金会館も閉館で2000人級ホールは僅か1館に!!

東京厚生年金会館のように多目的ホールを併設した厚生年金会館(現在は「ウェルシティ」の愛称にもなっている)は、大阪、名古屋、北九州、札幌など7都市にあるが、今年9月末までに全て民間に売却されることになっている。
すでに、積水ハウスと長谷工コーポレーションが取得した愛知厚生年金会館は、存続を望む住民運動で17万人の著名が集まり、地元自治体も存続に動いたものの、名古屋市が消極的だったため、分譲マンションの建設に決まり閉館してしまった。立地場所もよく、積水ハウスと長谷工が相手じゃ、ホール存続なんて不可能なこと。
東京厚生年金会館と同じく今月で閉館が決まった大阪厚生年金会館はオリックスが買収する。ただ、オリックスが取得する際の条件に「ホール存続」が明記されていることから「どのような形になるのか未定の状態」だという。関係者によれば
「場所的にも分譲マンションになると思うが、ホールを併設することになると思う。ただ、そのホールも現状のようなものにはならないのでは…」
もっとも、その他の北海道厚生年金会館や九州厚生年金会館、広島厚生年金会館は、それぞれ札幌市や北九州市、広島市が取得。石川厚生年金会館についても施設としては閉館になったが、ホール部分だけは分離して北陸電力が取得、石川県の文化施設として存続している。
それにしても愛知に続いて、大阪や東京など、揃いも揃って3大都市の厚生年金会館が閉鎖することについて、コンサートを行っている各地のイベント・プロモーターは
「大都市でのコンサートが減ることは確実。名古屋は、確実にコンサートが減り“名古屋飛ばし”なんていう事態まで起こり始めている。大阪でも、この時期にフェスティバルホールに続いて、厚生年金会館も閉鎖されたことで、2000人級のホールは、大阪国際展示場・グランキューブ大阪しかなくなってしまい、単純に3分の2のコンサートが消滅してしまうことになる。周辺都市での公演に頼ることになるが、東京に次ぐ第2の都市で、こういった状況というのはアーティストにとっても、ファンにとっても大きなマイナス要因です」。
と言いきる。
いずれにしても、厚生年金会館は、結婚式場やホテルなども併設していたが、基本的にホール事業は稼働率も高く、黒字を計上していたと言われる。それを十把一絡げに閉館と言うのも無謀には無謀だ。いずれにしても、こうなったのも、社会保険庁のいい加減なやり方だったが、小泉内閣の責任も大きい。

49年の歴史に幕…。たて壊され分譲マンションと化す東京厚生年金会館のファイナリストに松山千春!!

20100302153841.jpgフォークシンガーの松山千春が、東京・新宿の東京厚生年金会館のファイナルを務めることになった。同会館は3月31日に49年の幕を閉じるが、「全国の厚生年金会館に気持ちのある人に有終の美を飾ってもらいたい」という同会館の総意から松山千春が終尾を務めることになった。“ラスト公演”は、3月29日に行われる。
東京厚生年金会館は、社会保険庁が、厚生年金保険加入者の福祉増進を目的に61年4月にオープンした。しかし、赤字補填に税金が使われていることが問題視され、民間への売却が決まり、同会館はヨドバシカメラなどが買収した。
東京厚生年金会館は、全国に21施設あった厚生年金会館の”顔”的存在だった。それだけに閉館を惜しむ声が多かった。特に、多目的ホールを併設していたことから、市民団体を始め多くのアーティストが、存続運動に動いた。しかし、場所もいいし、仕分け作業の結果か?設備投資のかかるホールを取り壊して分譲マンションにすることになったという。ま、文化より現実的なビジネスということだろう。
大阪厚生年金会館も今月中に閉館するが、何らかの形でホールを継続することが条件に盛りもまれているというが、東京厚生年金会館は完全に消滅することになる。そこで同会館では「東京厚生年金会館ファイナル」として、メモリアル公演の準備を進めていたが、そのラスト公演に松山千春を抜擢した。「東京厚生年金会館ファイナル・ファイナリスト松山千春」とタイトルして3月29日に行うことを決定した。
同会館の鈴木久利支配人は千春を選んだ理由として
「厚生年金会館はたくさんの人に利用されてきましたが、千春さんは、コンサートの際は必ずホール事務所に立ち寄ってくれて最初と最後に『よろしくお願いします』『お世話になりました』と声をかけてくれた。挨拶されない方がたくさんいらっしゃる中、千春さんの心遣いは、我々、会館を運営するスタッフにとって大きな励みにもなってきた。そういった意味でも、東京厚生年金会館の最後は千春さんしかないと思っていた」
とコメントしている。
千春が同会館で初めて公演を行ったのは、31年前の79年4月14日。デビュー2年目の時だった。ニッポン放送「オールナイトニッポン」に出演して全国区の人気になり、東京での初めてのステージが同会館だった。当時の千春について、広島のキャンディープロモーション相談役の室田正則氏は
「中ホールでのライブだったが、正直言ってたまげた。ニッカボッカーにサングラス姿でギターの弾き語りを始めた時は実にインパクトがあった。あの姿は今でも脳裏に焼きついている」
と振り返っている。
以来、千春は東京公演は同会館がホームグラウンドになり、これまでに73回の公演を行ってきた。それだけに、同会館の閉館には感慨深いものがあるようだ。今回、ファイナリストとして終尾を飾ることになったことについて
「自分にとってはライブの原点ともいうべき会場だから存続出来れば存続して欲しかった。東京に限らず、厚生年金会館は、それぞれの土地で文化や芸能は交流の場になっていただけに残念。我々、歌う人間にとっても、こういった場所はありがたかっただけに残念でならない。(29日は)オレを育ててくれた東京厚生年金会館のためにも思いっきり歌いたい」。
チケットは、13日から一般発売されるが、同日は特設電話を設けチケットは全て1人1枚限定という異例の発売が決定するなど、早くもプラチナ化している。
因みにだが、同会館の最多公演は、さだまさしの174回、続いて高橋真梨子の117回で、千春の73回は3番目だという。

所属事務所の契約を解除され僅か半年…エリカ様がスペインに個人事務所を設立し芸能界復帰!!

20100304000705.jpg“エリカ様”こと沢尻エリカが2年半の“充電期間”を経て、芸能活動を再開するのだという。すでに、滞在しているスペインに個人事務所を立ち上げ、今後は、各国にエージェントを設けて、ワールドワイドな活動を展開していくというのである。もちろん、個人事務所のバックには、亭主のハイパーメディアクリエーター高城剛が指南役でついているのだが、正直言って、うまく事が運ぶかは未知数である。
エリカ様は、昨年9月末で所属事務所だったスターダストプロモーションとの契約を解除された。素行の悪さが原因だと言われている。しかし、スターダストとの契約を解除されて僅か半年である。もっともスターダストとは年末に手打ちをしたという情報もあるが…。
確かに、エリカ様は知名度もあるし、才能もあるのだろう。何といっても実績もあるし、彼女を起用したいところも多いかもしれないが、そう簡単に理屈が通らないのが芸能界だ。すでに、エステティックの「たかの友梨」がCM契約を結んで、テレビCMにも登場するらしい。おそらく話題になるに違いない。しかも、来週発売の女性週刊誌のグラビアにも出る予定だと言われている。彼女自身も、日本での活動も視野に入れているのだろうけど、冷静に考えると前途多難であることは間違いない。
では、海外での活動は…。確かに、彼女は日本では実績があるが、海外は厳しい。言葉にも問題のない、あの松田聖子や宇多田ヒカルだって成功したとは言えない。それとも、ヨーロッパで受けている“ビジュアル系”にでも扮して活動するか? かつて、サンミュージックに所属していたが、その後、自ら事務所を辞めてロサンゼルスに渡り、ハリウッドのオーディションを受け続け、何とか頑張っている田村英里子がいるが案外、エリカ様もその程度の活動になるような気がする。
高城がバックにいるだけに、ホームページなども立ち上げる。おそらく内容も充実させるに違いないが、何度ともなくマスコミにクレームをつけてきた過去もあるだけに、すんなりといくとも思えないが、よく考えたら、スター不在の芸能界。ちょっと盛り上がっているといったら、ペテン師・秋元康のプロデュースするAKB48ぐらい。そう思ったら、エリカ様には頑張ってもらいたいような気もするのだが…。