国内最強の政治家・小沢一郎vs国内最強の捜査機関・東京地検特捜部の天下分け目の闘いは特捜部の大敗北!?

20060530183759.jpg民主党幹事長・小沢一郎【写真】の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は「政治資金規正法違反(虚偽記載)」容疑で告発された小沢について、「立件が困難」として不起訴処分とするらしい。もっとも、すでに逮捕している小沢の元秘書で民主党衆議院議員の石川知裕、元私設秘書の池田光智、そして小沢の元会計責任者で公設第1秘書だった大久保隆規=公判中=については「政治資金規正法違反(不記載)」の容疑で起訴する方針だというのだが…。
しかし、冷静に考えたら、今回の東京地検特捜部のやり方は無茶苦茶だった。確かに、石川や池田、大久保と、3人もの元秘書が逮捕されたことは異常なことだが、国税庁まで応援を頼んでの大規模捜査だったにも拘らず「立証が難しい」じゃ、何のために、ここまで大騒ぎしたのか分からない。振り返れば新党大地の鈴木宗男逮捕もそうだった。鈴木宗男も、外務省の問題で騒ぐだけ騒いで、その結果がトホホである。そういった意味で考えると、今回の小沢一郎の騒ぎも同じ。
ただ、検察は、最初から小沢に対しては「政治資金規正法違反(不記載)」での立件は難しいと考えていたはず。しかし、振り上げた拳は下ろせなくなって、無理やりに中堅ゼネコンである「水谷建設」からのヤミ献金を持ち出してきて、何だかんだと因縁めいたことを言い続けてきたのだろう。しかし、この献金疑惑は、数年前に「週刊現代」だったと思うが、特集していた問題。要は「何で、いまさら…」というべき話で無茶苦茶な捜査だった。東京地検特捜部が意地になって捜査するものでもなかった。そもそも立証できるはずがない。結局は「3人の秘書を逮捕、起訴する」と言うだけの話。
ただ、事件としては微罪に近く、こんなことで逮捕するんだったら政治資金規正法違反の容疑に問われていた自民党の二階俊博だってアウトだったろう。いずれにしても東京地検特捜部としては明らかに大失態だったという以外ない。
そういった意味で考えると、今回の小沢捜査というのは、明らかに小沢を失脚させ、民主党政権にダメージを与えようとした東京地検特捜部の陰謀でしかなかったことになる。この動きに喜んだのは霞ヶ関の官僚と自民党ぐらいだろう。だとしたら、検察のリークする報道に踊らされた国民はアホのよなものである…。
いずれにしても小沢が、ここで幹事長を辞任でもするようなことがあったら、捜査は大失態だったとしても東京地検特捜部で陣頭指揮を執ってきた佐久間達哉・特捜部長にとっては勲章に近いものとなる。今後、地検を辞めて弁護士に転身したとしても「小沢のクビを取った男」としてテレビのコメンテーターなんかで引っ張りだこになるに違いない。そういった意味でも、今回の大捜査というのは佐久間の功名心だったとも考えられなくもない。
もちろん、佐久間が、これだけ強気になれた裏には、小沢・民主党政権を面白く思っていなかった米国の力もあったことは間違いない。米国筋と佐久間の利害が一致したと見るのが自然だ。米国は「小沢をキーマンとみて交渉している」なんて言っているけど、だとしたら明らかに二枚舌もいいところ。
それにしても、小沢が不起訴なら、明らかに東京地検特捜部の敗北。当然、佐久間は責任を取って丸坊主になるしかない。いや、それこそ記者会見を開き、今回の事件について説明する責任がある。自民党は「小沢を国会で証人喚問」というが、だとしたら特捜部の佐久間も同じだろう。
いずれにしても、国内最強の政治家・小沢一郎と国内最強の捜査機関である東京地検特捜部の天下分け目の大決闘は決着がついたと言っていいかもしれない。

1月スタート連ドラ…5本中4本のドラマが1ケタのTBS、テレビ朝日は東映制作の“刑事もの”が健闘!!

1月に改変する連続ものドラマは例年、好調なものが多いと聞くが、2月になって、徐々にだが結果が出てきた。
言うまでもなく救いようのないのがTBSだ。月曜夜9時の「ハンチョウ〜神南署安積班」の12%台を維持して、何とか頑張っているものの、他のドラマは、もはや打つ手なしのご臨終ドラマである。水曜夜9時「赤かぶ検事京都篇」は、初回から9.4%。その後は下落の一途を辿って5.6%、6.0%。だいたい、ドラマでは“低視聴率の女王”とも言われている菊川怜を起用した時点で、この数字は十分に予想は出来た。要は内容もあるだろうがミスキャストである。しかし、オスカープロの女優は上戸彩といい、福田沙紀といい映画やドラマではトホホが多い!? 金曜10時の看板ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」も亀梨和也を出していながら7%台の視聴率。初回が12.1%だったことを考えると、これは明らかに内容のつまらなさだろう。土曜日夜8時の「ブラック・マンデイ」も最悪だ。三浦春馬と佐藤健で1桁視聴率。まだ2回の放送だが9.5%に7.9%。もう、どうにもならないドラマだ。「JIN―仁―」が高視聴率だった後だけに、期待も高かっただろうドラマ「特上カバチ!!」。これも、ドラマでは足を引っ張る堀北真希を起用していたので心配していたが、やはり…だった。初回こそ12.9%だったが、2回目は9.9%、そして3回目は9.1%。もう、これで下げ止まりだとは思うが、堀北の“負”のパワーで記録更新も…。これには、さすがに櫻井翔も真っ青だろう。いずれにしても、TBSは5本の連続ドラマを放映しているが、4本が1桁とう惨状である。ここまで来たら、この局のドラマっていうのは、もはや浮上の可能性は限りなくゼロに近い?
日本テレビも笑っちゃいられない。菅野美穂が主演する「曲げられない女」(水曜・10時)は15.4%→11.0%→13.7%と健闘しているが、それだけ。木曜深夜11時58分からの「木下部長とボク」は3〜4%をウロウロしている。深夜だからと言っても、テレビ朝日が金曜日の夜11時15分から放送している「サラリーマン金太郎」は9〜10%だし、テレビ東京の金曜日深夜24時12分から放送中の「マジすか学園」でも4%台を確保している。そういった意味で「木下部長とボク」の数字(3回目は3.7%)はテレビ東京以下と言うことになる。あと、土曜日9時の看板ドラマ「左目探偵EYE」は初回8.5%から7.7%に下落した。
もっとも、日テレはドラマ枠が極端に少なくなったから、いくら視聴率が低くとも目立たないだけかもしれない?
しかし、その日テレも、3月には単発ながらも3本ものドラマを用意していると言う。松本清張生誕100年記念のスペシャル・ドラマの他、山田太一の脚本ドラマで渡辺謙が主演するスペシャル「遠まわりの雨」の放送を決めている。思うに、日テレは“連続もの”より“単発もの”の方が向いているかもしれない?
フジテレビは、さすがに健闘している。看板“月9”の「コード・ブルー」は山下智久と新垣結衣の共演ということもあって17〜18%を獲得している。“月9”は、一時、視聴率が低迷して盛り下がっていた感もあったが、ここにきて再び本領を発揮してきたかっこうである。榮倉奈々と藤木直人の「泣かないと決めた日」(火曜・9時)も10.2%と2桁をキープしている。しかし、その後の佐藤隆太の「まっすぐな男」(火曜・10時)は、何故か8%台。これは明らかにドラマに問題ありか?
いずれにしても、フジテレビが好調と言っても、かつての勢いはなくなった。現時点で悩みが大きいのは開局記念番組として取り組んでいる「不毛地帯」の伸び悩みだろう。どう頑張っても11〜12%の間をウロウロ。本音は打ち切りたいだろうが、山崎豊子の原作もの。ま、ドラマが終了したら責任問題が浮上してくるのは確実だろう。ドラマより、そっちのほうが”劇的”な感じがしそうだ…。
テレビ朝日は、意外に健闘しているが、おそらく足を引っ張るオスカープロ軍団の女優が出演していないことが功を奏したか? そういった中で「相棒」は17%を超える視聴率。まさにフジテレビの“月9”並みだ。「エンゼルバンク〜転職代理人」(木曜・9時)や「宿命1969−2010」(金曜・9時)は1桁だが、木曜・8時の「853〜刑事・加茂伸之介」は10〜12%。やはり、テレビ朝日は、沢口靖子が出ていた「科捜研の女」もそうだが、「はぐれ刑事純情派」や「警視庁捜査一課9係」、そして「相棒」など、東映が制作する“刑事もの”が力を発揮している。それに比べたら、松竹が制作の日本テレビ「赤かぶ検事京都篇」は…。