オリコン09年音楽市場調査…縮小する音楽産業!メーカーではソニーME、 エイベックス、ユニバーサルが上位

オリコンは09年度の「音楽ソフト市場」のマーケットレポートを発表した。対象期間は、08年12月29日から09年12月27日。
で、調査の結果、09年のシングル総売上は493億2000万円で、アルバム総売上は2445億6000万円だったという。そのオーディオ商品に対して音楽DVDの総売上は583億9000万円だったことから、シングル、アルバム、音楽DVDを合わせた09年の総売上金額は3522億8000万円となった。前年の08年は3869億2000円に比較すると9%のダウンとなり、ますます日本の音楽ソフト市場が縮小し続けている現実が明らかになった。07年と比較しても11.3%も下回り、金額では449億2000万円の減収となっている。
オリコンによると「市場規模が減少している大きな要因はヒット規模の低下。特に、アルバムの落ち込みが大きくなっている」という。
もっとも、シングルでは100万枚を超えるミリオンセラーはなく、さらに50万枚を超えるヒット作が3作にとどまり前年比90.8%。金額では前年から50億2000万円も減少した。
一方、アルバムでは嵐の「All the BEST! 1999−2009」が150万枚のビッグ・セールスとなった他、GReeeeNや絢香、EXILEの3作品がミリオンセラーになったが、全体的なセールスが落ち込み前年に比べて88.7%、金額では前年から313億1000万円と大きな減少となった。
しかし、音楽DVDについては、総売上が08年の567億1000万円から09年には583億9000万円となり、前年比103.0%と拡大傾向。「ここ3年で10.7%の伸び、金額にすると56億4000万円の増加となっている。ライブ・エンターテインメントの活況を背景に、音楽ライヴDVDのセールスが好調な伸びとなっている」とオリコンでは説明している。
さて、09年度のレコードメーカー別売上では、ソニー・ミュージックエンタテインメントが売上604億2000万円で、前年比112.3%でトップとなった。次いでエイベックス・グループ・ホールディングスの504億5000万円、ユニバーサルミュージックの437億3000万円と続いている。しかも、この上位3社だけでメーカー全体の43.9%を占めてしまった。
因みに、音楽ソフト市場全体の売上が落ち込む中で、売り上げが前年を上回ったのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(前年比112.3%)、EMIミュージック・ジャパン(前年比108.5%)、ジャニーズ事務所系のジェイ・ストーム(前年比177.8%)、そして、キングレコード(前年比123.9%)だった。
ソニー・ミュージックはマイケル・ジャクソン、EMIミュージック・ジャパンはビートルズが大きく貢献した。そして、ジェイ・ストームは嵐の大ヒットだった。オリコンによると、
嵐の08年の売り上げは54億7000万円だったが、09年は144億6000万円。何と比較したら264%という驚異的なセールス増だった。
「ビートルズの売上げは52億円、マイケル・ジャクソンが46億9000万円でした。洋楽アーティスト2組の売上げだけで98億9000万円。これは音楽市場全体の2.7%を占めています」
また、09年はGReeeeNも負けてなかった。前年から大きくセールスを伸ばし 51億8000万円(08年30.6億円だった)。ベテランのMr.childrenも 51億8000万円(08年23億6000万円)と、ともに飛躍した。

【レコード・メーカーの売上げ順位】 ※カッコ内は前年
1(2) ソニー・ミュージックエンタテインメント
2(1) エイベックス・グループ・ホールディングス
3(3) ユニバーサル ミュージック
4(4) EMIミュージック・ジャパン
5(8) ジェイ・ストーム
6(5) ワーナーミュージック・ジャパン
7(6) ビクター エンタテインメント
8(9) ポニーキャニオン
9(12) キングレコード
10(11) コロムビアミュージックエンタテインメント
11(14) ジャニーズ・エンタテイメント
12(15) テイチクエンタテインメント
13(7) トイズファクトリー
14(16) 徳間ジャパンコミュニケーションズ
15(10) VERMILLION RECORDS

音楽配信「着うたフル」週間チャート。「紅白」効果で木村カエラ「But terfly」再浮上1位!!

㈳日本レコード協会は、有料音楽配信「着うたフル」の1月12日付週間チャートを15日に公表した。集計期間は1月6日から1月12日まで。
それによると、前週まで1位だった福山雅治「はつ恋」が3位に後退、代わって1位にランクされたのは木村カエラだった。
昨年末の「第60回NHK紅白歌合戦」に初出場したカエラが歌った「Butterfly」が1位に躍り出た。同曲は37位から前週2位に急上昇したもの。今回、「紅白」出場歌手の中で最も「反響が高かった」と言われるカエラだったが、数字の上でも実証した形だ。今年に入ってからは、リクルート社の「ゼクシィ」のCM曲としも大量露出されていた。それにしても、「Butterfly」は、09年6月1日に配信を開始したものだけに、異例の再浮上となっている。しかも累計配信数は200万ダウンロードを突破し300万ダウンロード目前となっている。それにしても、2月にはベスト・アルバムを発売するカエラ。実にタイミングがいいというか何と言うか…。
また、前週8位に初ランクされたFUNKY MONKEY BABYS「涙」が2位にランクアップしてきた。同曲は、ユーキャンのテレビCM曲として使われている。FUNKY MONKEY BABYSは、「紅白」で歌った「ヒーロー」が伸び切れず、今週は22位から24位にランク・ダウンしていた。
初登場は、阿部真央「いつの日も」で6位。阿部は2年前の08年に上京し、ライブハウス等で活動してきた。09年1月にアルバム「ふりぃ」でポニーキャニオンからメジャー・デビューした。「いつの日も」は、1月6日に発売された3枚目のシングルで、フジテレビ系「エチカの鏡 ココロにキクTV」エンディング・テーマとなっている。
因みに、いきものがかりは「じょいふる」(7位)、「YELL」(9位)と2曲がランクインした。

【有料音楽配信週間チャート・ベスト10】 ※カッコ内は前週
1(2) 木村カエラ 「Butterfly」
2(8) FUNKY MONKEY BABYS 「涙」
3(1) 福山雅治 「はつ恋」
4(3) 浜崎あゆみ 「You Were…」
5(7) ヒルクライム 「春夏秋冬」
6(−) 阿部真央 「いつの日も」
7(11) いきものがかり 「じょいふる」
8(6) 西野カナ 「Dear…」
9(4) いきものがかり 「YELL」
10(−) ヒムクライム 「My Place」
次(14) Soulja 「May to Love 〜最後の恋〜 Feat.唐沢美帆」

RIAJ発表! 09年のミリオンはGReeeeN、嵐、絢香、EXILEの4作品アルバムだけ!!

09年のミリオン作品はアルバム4作品だった――。㈳日本レコード協会は、09年1月から12月までの間に発売された新譜シングル、及びアルバムの中でミリオン以上に達した作品を公表した。
それによると、12月2日に発売されたEXILEのオリジナル・アルバム「愛すべき未来へ」が、新たにミリオンに加わったことで、09年にミリオンを達成した作品は、GReeeeN「塩、コショウ」(6月10日発売)、嵐「All the BEST! 1999―2009」(8月19日)、絢香「ayaka’s History 2006―2009」(9月23日)と合わせて4作品となった。前年度(08年)のミリオンはアルバムが7作品もあっただけに、09年は3作品も少なくなった。因みに、シングルでのミリオン作品はなかった。