Archive for 12月 26th, 2009

人を食ったような本じゃなかった!? “カニヴァリズム”ボーカル兒玉怜の著書「躁鬱ロッカー」が話題に…

土曜日, 12月 26th, 2009

holiday-zpfile001.jpgholiday-zpfile000.jpg今夜、東京・江東区のZepp TOKYOで“復活ライブ”を行うロック・バンド“カニヴァリズム”。ドラムスの光也が新メンバーに加わったことで、これまでの3人組から4人組の“新生カニヴァリズム”になって初のライブということになる。
で、その“カニヴァリズム”だが、活動停止のキッカケを作ったボーカル、兒玉怜(こだま・りょう=写真)が執筆した異色の激白本「鬱病ロッカー」(11月11日発売=写真)が評判らしい。まあ、正直言って「酒井法子 孤独のうさぎ」ほどの売れ行きではないらしいが…。それにしても、この種の本としては異例らしい。やはり、体験者の書いたものは強いってことだ!! 
この「躁鬱ロッカー」は「適応障害」に侵され、医師からは「アーティストとして再起不能」を宣言された怜が、発症から奇跡の復活を遂げるまでの1年半を綴ったもの。「躁鬱病」は“現代病”とも言われ、最近では音楽プロデューサーの加藤和彦さんの自殺の要因ともされている。「躁鬱病を克服するのは難しい」と言われる中で、心の崩壊を生々しく綴った“激白本”だけに読む価値は十分だ。何でも医学的にも関心が高まっているそうだ。「躁鬱ロッカー」を読んだエイベックス・グループ・ホールディングスの稲垣博司取締役(エイベックス・マーケティング代表取締役会長)も「正直、読む前は軽く見ていたんだけど、読んでみて驚いた。これは凄い!凄い本ですよ」なんて絶賛していた。
一応、「カニヴァリズムなんて知らないし、聞いたこともない」という人のために説明しておくと…。
それは07年1月のことだった。怜は芸能活動特有のプレッシャーと、不規則な生活により始まった不眠症に襲われたそうだ。そこで、その緩和の為にと気軽に飲んだ睡眠薬が命取りとなった。やがて睡眠薬から安定剤へ…。その結果、精神を蝕み、「適応障害」による極度の鬱状態を生み出した。不安定な精神から来る奇行が目立ち始めたことから、担当医師は「バンド活動は困難」と判断、ドクターストップをかけたそうだ。その後、怜は都内の専門医に入院、カニヴァリズムは、ブレイク寸前と言われながらも活動停止を余儀なくされた。しかし、この活動停止が逆効果となり、怜は精神的にも追い込まれていった。10数種の投薬による朦朧とした状態での生活以外、命の安全が保証されない状況へと病状を押し進めていってしまったという。回復の兆しは見えず「SNSのサイトだけを拠り所としだした」。ところが、今度はネット上での誹謗中傷で「バンドへの復帰すらも嫌気がしだした」。
このときの心境について怜は
「何を言われても、全く思い出せない。僕は自分が怖くなった。自分の意図しないところで自分が勝手に行動していた。自分の感情が暴走している。そしてその記憶もない。僕の肉体に何があった? 僕はいったいどうなってしまったのか不安ばかりだった」。
しかし、その後の精神努力で、躁鬱病を克服、奇跡の回復を遂げていった。
同著で怜は、「適応障害」の発病から完治に至るまでの死闘を生々しくもリアルに綴っている。
躁鬱病を克服した怜は、今秋から活動を再開、同著に続いてカニヴァリズムとして11月18日に新曲「life is」をレコーディングして緊急発売。同曲はオリコンで初登場22位にランクされた。そして、今夜はライブで約3年ぶりに復活することになった。

「北海道厚生年金会館」が「さっぽろ芸術文化の館」に名称変更 !! 松山千春の秋のコンサート・ツアー!!

土曜日, 12月 26th, 2009

20091226142658.jpgholiday-IMG_0049.jpg松山千春の秋のコンサート・ツアー「起承転結」が24、25日夜の北海道・さっぽろ芸術文化の館でファイナルを迎えた。今回のツアーは10月3日の神奈川・座間公演を皮切りに21都市で26回の公演を繰り広げてきた。
ところで、千春の全国ツアーは、地元・北海道で行うのが通例となっているが、たいてい会場は「北海道厚生年金会館」である。ところが、今年は「さっぽろ芸術文化の館」。何か、聞いたことのない会場だったが…。
実は、「北海道厚生年金会館」が名称変更したのだ。
全国の厚生年金会館は、来秋までに民間への払い下げされるか、廃業するかの選択に迫られている。そういった中で、次々に厚生年金会館は切り売りされていった。
中でも、愛知厚生年金会館は、リーマンショックがなければ壊されてしまう予定だったらしいし、大阪厚生年金会館もオリックスが買収したものの、場所がいいし、本音はホールなんて壊してしまったマンションにしてしまいたいようだ。しかし、大阪で厚生年金会館がなくなったら、今でさえ、一気に会場不足になりかねない。もっとも橋下徹府知事は、そんなこと全く気にしていない様子だが…。東京厚生年金会館だって、老朽化が進んでいるだけに、どうなるか分からない状態だ。
そういった中、北海道は?
北海道厚生年金会館は、客席数が2300席あるそうで、道内のホールとしては最大級。しかし、売却問題が出てきた時は、一時「ホールがなくなる」なんて話まで出てきた。結局は、札幌市が買収し、今月から名称を「さっぽろ芸術文化の館」とした。
北海道厚生年金会館は、千春にとってはデビュー・コンサートを開いたところだけに、その思い入れは人一倍強い。それだけに、厚生年金会館の存続運動には熱心だった。しかし、それにしても、北海道厚生年金会館はなくなったら、札幌ドームか月寒グリーンドームぐらいになってしまい、札幌市内でコンサートを開くアーティストがグーンと減ってしまうところだった!?
ところで、千春のコンサートだが…。昨年6月、千春は不安定狭心症で倒れ、経皮的冠動脈形成術(けいひてきかんどうみゃくけいせいじゅつ)の処置を行なった。その結果、デビュー以来、初めて東京公演を含むコンサートを中止した。そして昨秋、そして今春と、体調面からコンサートは大都市圏を中心に組み、回数も減らしてきた。
しかし、1年が過ぎ、今回のツアーから、ようやく通常の公演回数に戻ってきた。もっとも、2〜3年前は30〜40本、年間でも70本前後のコンサートをこなしていたことを考えると、、まだまだ「完全復活」とはいかない感じである。
しかし、「さっぽろ芸術文化の館」でのファイナルは、やはり地元に戻ってきたという気持ちもあったのだろう。体調も万全だったようだ。「22歳の別れ」の他、山下達郎の「クリスマス・イブ」や都はるみの大ヒット曲「北の宿から」なんかも歌い、終わったのは9時半を過ぎていた…。