郵政民営化失敗の根拠。小泉純一郎は“新しい日本”ではなく“ダメな日本”の象徴!!(下)

UNKNOWN_PARAMETER_VALUE「郵政民営化は失敗!!」
経済誌「THE INDEPENDENT」の東京特派員ディビッド・マックニールさん【写真】も、そう痛烈に批判している。
米国の言いなりになって元首相の小泉純一郎や元総務相の竹中平蔵は、グルになって郵政民営化を訴え、ノー天気な国民をマインドコントロールしてしまった。竹中なんて実は、民営化を推し進める代わりにハーバード大学の教授を約束していたのかもしれないけど、いつの間にかアメリカに惚けられてしまった?
ま、余談はともかく、ディビッドさんについて説明しておくと、65年にアイルランドで生まれた。アイルランドのアルスタ大学社会学部を卒業後、修士課程、博士課程に進み、93〜95年に文部省奨学金制度で日本に留学し東京大学で情報社会を研究したという。その後、リバプールのジョンムアーズ大学教授(95〜99年)、中国・広東工業大学教授(99〜00年)。そして00年に再来日し現在は、東京大学と上智大学で講師も務めているそうだ。ペテン学者の竹中なんかよりも芯のある人である。

●4年前、総選挙の争点で小泉純一郎元首相は「郵政民営化」を明確に打ち出した ●もっとも当時の世論調査を見る限り、国民は「郵政民営化」を争点にしていなかったが、小泉元首相の支持率は急上昇した ●私から見て、これは日本の奇妙な現象だった ●正直に言って、私は小泉元首相や当時、総務相だった竹中平蔵氏の主張した「郵政民営化」には反対だった ●かつて私は英国に住んでいた時、サッシャー元首相が推し進めた公共事業の民営化によって悲惨な状況になったことを目の当たりにしていたからだ ●私に限らず英国人は、民営化の悲惨さを身にしみて、実感しているはずです ●その悲惨な状況が、今度は小泉元首相によって日本でも起きようとしている――と、私は思った ●あの当時「郵政民営化」は、主に300兆円以上もあるという郵貯問題を挙げていた ●しかし、結局は郵便事業全体の見直しになっていった ●基本的に民営化されると、内部では解雇やリストラが進み、その分野での経験者が少なくなる ●しかも、雇用では職員の出入りが激しくなり訓練された人も少なくなる ●当然、コスト削減から1人ひとりの仕事量も増え対応も悪くなる。精神面においても民営化されると職員は、自らの立場に対してプライドが失われる可能性もあり、仕事へのモチベーションも下がってくるでしょう ●私は、日本に住んでいて「素晴らしい」と思ってきたのが、ユニバーサル・サービスの「郵便局」なんです ●私はアイルランドの出身ですが、母国の家族からの手紙は1週間以内に届く ●このスピードは世界でもトップクラスでしょう ●日本の郵便局は、世界中で最もスピーディーなんです ●しかし、民営化された英国では、対応も悪ければスピードも遅い ●日本の郵便局とは雲泥の差です ●こういった利点を何故、小泉元首相は改革したがり、国民は支持するのか、私には全く理解出来ませんでした ●JR(国鉄)、NTT(電電公社)は民営化して成功した――と言いますが、民営化したことによる影響は知らず知らずのうちに出ていたと思う ●何年か前のJR西日本・福知山線の脱線事故も、結果的には民営化が引き起こした事故だと思う ●何故なら民営化の基本はコストダウンであり、利益を出すことが重要になってくるからです ●しかもJRも、利益が出なくなれば廃線されています ●NTTにしても携帯電話の普及で公衆電話を廃止しています ●しかし、大地震が来た時には携帯電話が使えなくなることは確実です ●緊急の時に気づいたら公衆電話もないのです ●郵便局も民営化されれば必然的に全国一律のユニバーサル・サービスは見直されているでしょう ●地方都市にとっては致命的になるはずです ●しかも、日本の場合は、例え民営化しても、何かと規制をしようとする ●役人の天下り先にもなっている ●そうなったら、民営化しても何もよくならないことは明白です ●小泉元首相の改革というのは、弱い人――老人や貧しい人、田舎や過疎地域に住んでいる人に大打撃を与えるものだった ●日本人の多くの人が改革を望んでいることは分かりますが、改革によって、さらに悲惨なシステムを作り上げようとしているようにしか見えません ●従来のシステムを否定して破壊してしまうのではなく、1つひとつを点検して悪い部分だけを改革するべきです ●現在の日本は「古い日本」と「新しい日本」の戦いとなっています ●その中で、小泉元首相は「新しい日本」の象徴だったのかもしれませんが、私から見ると、小泉元首相は「新しい日本」というより「ダメな日本」の象徴としか映りません ●その小泉元首相を多くの国民が支持をした…今でも支持する人が多い ●まさに日本の摩訶不思議です。

「かんぽの宿譲渡」「トップ人事」問題の前にやっぱり“郵政民営化”は間違いだった!!(上)

「郵政問題」が何かとクローズアップされている。「かんぽの宿」譲渡問題でスッタモンダしたが、今度は日本郵政の西川善文社長の続投で大騒ぎである。
中でも、友人の友人にアルカイーダがいるという鳩山邦夫総務相は、西川社長の続投に難色を示している。法相の時は、13人の死刑執行に判を捺してきた鳩だが、西川の続投には判を捺せないという。てっきり、蝶々ばかりを集めるしか能のないお人かと思っていたが、実は、なかなかの信念の持ち主なのかもしれない。それにしても、西川さんも意地なのか? 鳩に苦言を言われ、民主党など野党3党からは刑事告発されてもなお日本郵政の社長続投を明言する。戦前の人なのに…。「潔い」というのは、もしかしてこういったことなのだろうか?とにかく、この国の年寄りは元気がいい。やはり「後期高齢者医療制度」も間違っていた!!
まあ、何にしても議論することは重要なことである。
それにしても、何だかんだ言っても一番の問題は郵政を民営化させたことだろう。もちろん改革は重要だろうが、民営化したのは根本的に失敗だった。国民は、どう見ても小泉やペテン学者の竹中平蔵の口車に乗ってしまったとしか思えない。
別に、鳩山邦夫を支援しているわけじゃない。しかし、郵政民営化については再度、論議すべきである。確かに、300兆円とも400兆円ともいう郵便貯金が、自動的に道路公団を始めとした特殊法人に配分され、無駄な公共事業に使われていただろう。これを郵政民営化によって資金の配分をやめさせようという考えはあっただろうが、だからといって何で民営化すべきだったのか?結局、米国からの圧力だったんだろう。
いずれにしても、「郵政三事業」(郵便、簡保、郵貯)から、何で「窓口業務」を離してしまったのかも理解できない。この時点で、郵便の最大の利点だった全国一律のユニバーサル・サービスは崩壊してしまったようなもの。しかし、そんな郵政民営化を国民が認めちゃったことも確か。情けない話である。だいたい、北海道の田舎者代議士・武部勤(北海道12区)が「偉大なるYESマン」とか何とか言って、民営化に賛成し、民営化を推進していること自体、理解できない。こんな奴、次の総選挙で落ちてタダの人になることは間違いない!!
ところで、この「郵政民営化」については、経済誌「THE INDEPENDENT」の東京特派員であるディビッド・マックニールさんが、痛烈に批判している。折角だから【ヘッドロック】でも紹介したい。
ディビッドさんとは、東京・赤坂見附のエクセル東急で会った。で、片言に日本語は話せるが、そこは特派員である。「言いたいことは自分で書く!」と言うから、「だったら」と書いてもらった。したら原稿を英文で送ってきた。しかも「原稿を日本語文に直したら、メールで戻してくれ」だって。何と面倒な!! 
ところが、その英文原稿を見たら、日本語に訳すのが面倒になってしまった。もはや、この方法しかないと、六本木の某キャバ嬢に
「アンタ帰国子女でしょ?それに早稲田の政経なんだから出来るでしょ?きょうの夜までに頼むわ!!」
とか何とか適当なことを言って、無理やりに訳してもらった。いやいや、正直言って「郵政民営化を認めてしまった国民が情けない」と言いながら、自分のやっていることにも、ちょっと情けなさを感じてしまった…。
(つづく)