デビュー35周年のさだまさしがNHKホールで記念コンサート。未だに納得で きない「紅白」落選を痛烈批評!!

デビュー35周年を迎えた、さだまさしの記念コンサートが3日夜、東京・渋谷のNHKホールで行なわれた。4000席の会場は、即日完売だったというから、さだ人気は健在だ。今回の、デビュー35周年コンサートは6月15日の埼玉・三郷市文化会館を皮切りに、43都市で48公演を繰り広げてきた。NHKホールは、35周年のファイナル。
コンサートは2部構成で、「案山子」や「秋桜」「関白宣言」など、70年代の曲も含め歌った。
今年のさだは精力的だった。コンサートは前人未到の3700回を数える。その一方で、美空ひばりのカバーアルバム「情継」を発売し、オリコン・チャートではベストテン入りを果たしている。作家活動も積極的で、映画「眉山」の原作者としても知られる。
ところが、今年の「紅白」から落選した。実に不思議な出来事だった。正直言って、さだのNHKへの貢献度は、他のアーティストとは比較にならないものがあった。今年も新年早々から3夜連続の生番組でさだの特番「新春生放送 年の初めはさだまさし」を放送した他、その後も「真夜中なのに生放送 桜咲いてもさだまさし」(3月30日)、「真夜中なのに生放送! 連休明けもさだまさし」(5月11日)、「徳島から生放送! 真夏の夜もさだまさし」(7月27日)、さらに、フジテレビと連動して生放送した「お台場から生放送! 秋の夜長もさだまさし」(10月26日)など、年間を通して”貢献”し続けてきたからだ。この年明けも「紅白」終了後の1月1日午後0時25分から2時間枠で「年の初めはさだまさし」を生放送する。
思い起こせば、かつてNHKは、さだまさしを「紅白」に出すために懇願し続けた。今で言えば、Mr.Childrenやサザンオールスターズ、B’z、竹内まりやのような出演依頼だった。それが、年がたったら「もう、結構です」。これがテレビだって言っちゃえば仕方ないけど、NHKがそんなことをやっていたら、もうテレビもオシマイだね。もはや、さだに限らずアーティストも「紅白」の出方を考え直した方がいい。
しかし、この「紅白」の落選に関しては、オリコンの垂石克哉さん(オリコン・マーケティング代表取締役社長)がブログで怒っていた。僕が書くより、垂石さんの方が説得力があるので【ヘッドロック】で紹介することにした。垂石さんによると、ファンからの反響は過去最高だったという。書けば何かと批判の多い【ヘッドロック】とは違うようだ。

【垂石さんのブログ(http://blog.oricon.co.jp/taruishi/)より】
 ★…懇意にしている新聞記者から電話がありました。
「大変、さださんが紅白に落選した」
僕は、その声を聞きながら声を失ってしまいました。
どう考えてもありえない話しだと思ったからです。
今年も折りにふれ、NHKでは例の「今年もさだまさし」をやってましたので貢献度は抜群!
しかも、来年の元旦も「行く年来る年」の後に、「〜もさだまさし」をやる予定だとか。
また、今年は35周年で、すばらしい美空ひばりさんのトリビュートアルバム「情継」を発売してベスト10入りの大ヒットと、実績的にも文句なし。
歌う曲だってひばりさんの歌を歌ってもらえば、たぶんそのボーカル力に日本中が驚いたことでしょう。
なのに。
これで落とすとは一体どういう神経をしているのか、NHKは!
と思わず1人憤慨してしまいました。
今回の紅白の狙いは「新顔をたくさん出して、とりあえずフレッシュさをアピールしよう」ということだったようですが、本当にそれでいいのでしょうか。
今の日本の総人口に40歳以上が占める割合は40歳以上が7000万人に対して40歳以下は5700万人。つまり40歳以上へのエンタテイメントをもっと強化していかねばならない時代だと思います。
どうにも、そういった世代への配慮が欠けているように思います。
いまや中高年=演歌という時代ではないですし、中高年に人気があるのはやはり70年代フォーク出身のアーティストです。
なのに、70年代フォーク出身アーティストだけが、次々と姿を消していく。
これはおかしいのではないでしょうか。

もちろんなんだかんだ言っても最終的には、単なるいち番組ですから、誰かがラインナップを決定しなければなりません。
でも、さださん落選の決定はあまりにも非人間的な決定に思えてなりません。

前出の新聞記者が、今回のプロデューサーにこう質問したんだそうです。
「さださんはすごくNHKに貢献していたんじゃないですか?」
そうするとこう答えたそうです。
「貢献度は関係ありません。みなさんそれなりに貢献してくれています」
なんだか冷たく感じました。

僕はきのうの夜本人にメールを打ちました。
「くやしい!」と。
そしたら、すぐ電話がありました。
内容は言えませんが、本当に男気のある素晴らしい言葉がかえってきました。
やるせない気持ちでいた僕は、逆に本人に救われてしまいました。

紅白の人選は難しい。いろいろな人がなぜこの人が…、と感じることでしょう。でも、今年のさださんのようなキャリア的なポイントの人にはもっともっと配慮があるべきではないでしょうか。
みなさんはいかがお考えですか?