小室哲哉が5億円を騙し取った兵庫・芦屋のS社長は何と作家・宮崎学氏の親友だった!!

“キツネ目”の作家・宮崎学さんと東京・赤坂見附の喫茶店で会った。
珍しく宮崎さんから電話があって会うことになった。相変わらず忙しいらしく、週末は取材で台湾に行くらしい。
宮崎さんの用件はともかく、話の中で一番盛り上がったのは、やっぱり小室哲哉の逮捕だった。
因みに、宮崎学さんについて知らない人のために説明しておくと…。現在の職業は「作家」である。終戦の年――1945年に京都のヤクザ・寺田組組長の次男として生まれたそうだ。早稲田大学法学部を中退し、週刊誌の記者として活躍したものの、京都に戻って土建屋、地上げ屋などやっらそうだが、そのうちに作家に転身した。宮崎さんを有名にしたのは84〜85年に起こった「グリコ・森永事件」だ。この事件で宮崎さんは「キツネ目の男」の容疑者として警察から最重要参考人扱いされた。結局、同事件は時効が成立した。事件は闇の中に…。宮崎さんの著書は多いが「警察官の犯罪白書」(幻冬舎)は、発刊前から法務、警察官僚の間で波紋を巻き起こした。他に「突破者」「突破者の条件」「突破者それから」をはじめ「オウム解体 宮崎学vs上祐史浩」「地下経済―この国を動かしている本当のカネの流れ」「近代ヤクザ肯定論 山口組の90年」「警察の闇 愛知県警の罪」「ヤクザと日本―近代の無頼」などがある。
ところで、小室であるが、驚いたのは、小室が806曲の作品の音楽著作権を「買ってほしい」と頼んで、5億円を騙し取った兵庫・芦屋の会社社長S氏と宮崎さんは、三十年来の友達だと言うのだ。
「今回のことでも、オレはSに言ったんだよ。やめた方がいいって」。
宮崎さんは言う。だったら、何で、S氏は小室と音楽著作権の取引をしてしまったのか?
「今回の話は、トライバルキックスの監査役、木村隆が持ってきたんだよ。Sと木村は二十年来の親友でね。オレの助言より、木村の話の方を信用してしまったんだろうね。Sも、まさかこんな騒動に発展してしまうとは夢にも思ってなかったんじゃないか?」
トライバルキックスは、小室が設立したイベント企画会社。04年8月に設立されたらしいが、これまで、Jリーグの大分トリターニの公式スポンサーにもなっていた。他に、小室が所有するレコーディング・スタジオの運営業務も行なっていたらしいが、経営は、赤字で厳しかったようだ。そこで、音楽著作権をネタに芦屋のS氏から、金を巻き上げようとしたのだろうか?
しかし、二十年来の親友を騙すとは、木村と言う男も、実は”詐欺師”でしかなかった!?その木村。トライキックスの監査役を務めていたが、実は、広告代理店の社長でもあった。大きな広告会社ではないようだが、チラシやパンフレットを作るような会社だったようだ。会社の詳細は分からないが、今回の事件で、その広告会社も崩壊するしかない。代償は余りにも大きかった。
それにしても、逮捕された小室に、S氏に6億円もの金を返すメドはたっていない。だいたい、弁護士費用はもちろん裁判費用もない。いくらになるか分からないが、保釈金も払えない。このままいったら、小室は拘置所で年末年始を過ごすことになるかもしれない。年末の「紅白」は、ラジオで聞き、そして除夜の鐘を聞くことになるのだろうか?
それにしても、宮崎さんの話を聞いたら、今回の小室の詐欺行為は実に単純はものだった。しかし、そんな単純な事件を何で大阪地検特捜部が捜査したのかが分からない。このまま事件が終わってしまうようだったら、これこそ税金の無駄遣い。橋下徹・大阪府知事に「何とかしろ!!」って叫んでやりたいね。宮崎さんは「こんなの事件じゃない」って笑っていたが…。
(つづく)