業界ウケし過ぎるのが難点か!? 英女性ボーカルのダフィーが初来日でライブ・コンベンション

20081001202145.jpg英国出身の新人女性ボーカル、ダフィーが初来日し1日夜、東京・恵比寿のリキッドルームというところで、ライブ・コンベンションを行なった。9月24日に発売したデビュー・アルバム「ロックフェリー」が好調な滑り出しだった。が、彼女の不安は、業界内で評判が高すぎることだ。だいたい業界ウケし過ぎるのはよろしくない!!実際、ライブ・コンベンションに行ったら普段、こういったライブには顔を見せないようなキワモノの音楽評論家モドキがいた。目が合い思わず挨拶されたが、ついつい「生きていたの!?」なんて言いそうになってしまった。いやいや、こんな人まで足を運んでくるとは…。他にもドサクサ紛れにきたような業界人が目についた。もちろん、一般の人も多く、会場は足の踏み場もないような人の数だった。これほどの盛り上がりなら、アルバム・チャート初登場29位は間違いではないかと思うほど。いずれにしても、ダフィーは、アヴリル・ラヴィーンに続くニューフェイスだろう。アルバム「ロックフェリー」は、日本の前に英国を中心に米国など全世界11ヶ国で発売され300万枚を売り上げている。あの人気ロック・グループのBON JOVEなんてドイツ公演で、ダフィーの曲をカバーしたほどだ。とにかくベテラン・アーティストからの評価も高まっている。それにしても、英出身のアーティストが米国で評価され人気となること自体が珍しいのだ。アルバムは、全米ビルボード・チャートで4位にランクされたという。ところで、ライブ・コンベンションはというと…。司会が不要だった。普段、地味にやっているのだろう。ここぞとばかりに目立ち過ぎ。WOWOWが収録していることなんて、くどくど説明する必要ない。ライブの前に司会者がシラケさせてどうする!ライブは新人とは思えないほどのステージだったが、彼女の癖は、マイクのコードを持ってグルグルまわすことだ。だから、彼女はワイヤレスマイクを使わないのかもしれない。妙なクセの持ち主である。3日にはフジテレビ「特ダネ」に生出演して”生歌”を披露するという。

日本の音楽シーンを知り尽くした男――フジパシフィック音楽出版の朝妻一郎会長が日本のポップス史を語り尽くし!!

20080930190842.jpg一瞬、送られてきた時は「音楽について、今一度、しっかり勉強しろ!」と言われているのかと思った。
フジサンケイグループの音楽出版会社「フジパシフィック音楽出版」の朝妻一郎会長の執筆した新刊書籍「ヒットこそすべて~オール・アバウト・ミュージック・ビジネス~」(白夜書房刊=税抜き3800円)が送られてきた【写真】。とにかくぶ厚い。正直言って読むのも大変だが、これは執筆するだけでは大変だったろうな…なんて思いつつ、中身は、秋元康との対談は、ちょっとムッときた。しかし、大瀧詠一との60年代ポップス対談とか、元ニッポン放送社長・亀淵昭信氏との対談なども盛り込まれている。
いずれにしても、朝妻氏はポール・アンカの初代日本ファンクラブ会長だったという。洋楽ではビヨンセまで知り尽くしている。洋楽だけではなく、邦楽も創世記からディレクターやプロデュースも手掛けるなど日本のポップスにも精通している。古くはフォークグループのザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」や加藤和彦/北山修の「あの素晴らしい愛をもう一度」をはじめ、山下達郎、オフコース、小田和正、サザンオールスターズなど多くのアーティストのヒット作りに携わってきた。大瀧詠一とは、ナイアガラ・レーベル発足時からビジネス・パートナーで、あの「ロング・バケイション」の大ヒットの仕掛け人でもあった。現在は、音楽出版社協会の会長も務めている。
ところで、この著書のポイントというかコンセプトというのは
・朝妻氏が、60年以前の日本における欧米ポップスの実態を知る数少ない人物であり、
・60年代に日本で創設された「音楽出版社」の創世記を知る当事者であること。
・60年代から、現在に至るまで、日本と欧米ポップスの両方の音楽製作の現場にい唯一の人物で、
・60年代のフォーク・クルセダーズから現在まで、音楽出版ビジネスの当事者だったこと――。
だとか。要するに、日本のポップス史を語るには、朝妻氏が適任だったということだろう。説明では「(朝妻氏は)音楽評論家としても一時代を創った人物で、それだけでも一冊の本が出版されるに値する人物だが、その知られざる音楽ビジネス的な部分がこの本の一番重要なところ」なんだとか。
因みに、本の表紙のデザイン・ディレクションは元ピチカート・ファイヴの小西康陽が担当したという。