32年前にタイム・スリップ!!  映画「旅立ち」の試写会で松山千春「今夜はサングラスをはずせない!」

image165.jpg松山千春の自伝的小説「足寄より」を映画化した「旅立ち~足寄より」の試写会が札幌のSTVホールで行なわれた。映画を観た千春は「32年前にタイム・スリップしたようだった。今夜は、サングラスを外せない」と思いを語っていた。11月下旬に北海道で先行公開し、来年の正月第2弾として全国公開される。映画を観ていて、涙が止まらなかったという。「お前らには、もしかしたら単なる映画でしかなかったかもしれないけど、観ていて、場面の節々に、それぞれの思い出が詰まっていた。今になって改めて思い出したものも多かった。もちろん原作は確かに自分で書いたものだけど、出来上がった映画を観て、初めて知ったことも多かった」小説「足寄より」は、千春が77年に「旅立ち」でデビューして2年後の79年に発刊された。当時23歳の千春が、自らの生い立ち、生き方、そしてデビューするまでを描いた小説として発刊され話題となった。06年秋、朗読による初のドラマCD「足寄より〜旅立ち編」(ユニバーサルミュージック)として発売され、5万枚を超えるセールスとなっている。そして、このCDがキッカケとなって今回の映画化が決まった。CDドラマでは、塚本高史が千春役を演じたが、映画は新進俳優の大東俊介が千春役を演じている。また、千春の生みの親である、札幌のラジオ局「STVラジオ」の竹田健二ディレクター(享年36歳)は、萩原聖人。そして千春の父親役には泉谷しげるが抜擢された。「何と言っても素晴らしかったのは泉谷さんの演技だね。泉谷さんは、オレのオヤジなんて会っていないはずだけど、まるで知っていたかのように演じていた。しかし、泉谷さんといったら、オレが中高校時代に一生懸命に聴いていたアーティストだったからな。その泉谷さんが、オレのオヤジを演じてくれたなんて…、何か不思議な感じだよな。大東は、本当に頑張ってくれたと思う。演技も素晴らしいし、若い頃の自分に似ている。もっとも、カッコ良さはオレの方が上だったけど」。今回、試写会が行なわれたSTVホールは、千春がデビューする前に出演していたSTVラジオのレギュラー番組を放送していた思い出の会場。それだけに、懐かしさが込み上げてきた感じだった。10月21日からは足寄町体育館を皮切りに全国ツアーも始まる。映画も10月下旬に足寄町で試写会を行なうという。