これが法治国家・日本か!?  真っ昼間の表参道。天下の公道を「麻薬解放」でデモ行進!

20080511171928.jpg「麻薬(マリファナ)を解放しろ!」なんていうデモ行進に出会った。表参道から渋谷に向かって、およそ300人ぐらいがデモ行進…。しかし、「麻薬の解放」を訴えるなんて、コイツら、みんな麻薬常習者――シャブ中ってことになる。事実、顔付きも目付き悪い!どう見ても明るいところが苦手のような雰囲気の連中ばかりだ。お天道様が似合わないような…。まあ、きょうは太陽が出てないからいいんだろうけど…。
それにしても、デモには警視庁の機動隊やパトカーがついていたが、本来なら現行犯でなくても全員を事情聴取すべきだろ!! だいたい天下の公道を、真っ昼間に「麻薬を解放しろ!」なんてマトモな行動とは思えない! もはや、法治国家・日本は過去のことになってしまった!

グレースランド。カンヌで契約したプレスリー…ポニーキャニオン洋楽部の高橋裕二氏の意気込み (3)

アメリカ合衆国ミシシッピー州メンフィス市 エルヴィス・プレスリー大通り3764番地 グレイスランド
死後から5年の1982年、エルヴィスが住んでいた邸宅「グレイスランド」の一般公開が始まりました。一昨年の2006年には「アメリカ国定歴史建造物」に認定されます。「アラモ砦」や「ホワイトハウス」も国定歴史建造物です。
エルヴィスが実際使っていたベッドルーム、音楽ルーム両親のベッドルーム、ダイニング・ルーム、キッチン、TVルーム、プール等のツアーが楽しめる「グレイスランド・マンション・ツアー」。他に「エルヴィス・カー・ミュージアム」やエルヴィスが娘のリサに買ってあげたカスタム・ジェット機も人気です。
驚くべきは「入場料」。下記をご覧いただければお分かりいただけますが、6歳以下は無料ですが、3コースあってVIPツアーは子供でも68!です。一番安い上記の「マンションツアー」だけでも大人は27を支払うことになります。
http://www.elvis.com/graceland/tickets/

死んだエルヴィスの収入は、実は大半がこの「入場料」からなのです。
昨年は特に没後30年ということで、1年間で全世界から60万人がグレイスランドを訪れました。命日の8月16日はメディアも朝からプレスリー・ネタで、ABC?TVの「グッド・モーニング・アメリカ」にはゲストにリサ・マリー・プレスリーが出演、父とグレイスランドの思い出を披露。
夜はCNNの「ラリー・キング・ライブ」で、ゲストにジョン・マケイン共和党大統領候補を迎えたラリー・キングが中盤、
「昨夜この番組でグレイスランドから生中継したよね。CNNかiTunesで映像をダウンロード出来るからね」。
「エルヴィス・プレスリー・エンタープライゼズ」の役割は、このグレイスランドに「未来永劫」、全世界から多くのエルヴィス・ファンは勿論、エルヴィスを全く知らない人たちを引き寄せる作業をする事なのです。ハーシーがチョコレートにエルヴィスの名前をつけた商品を出したいとか、ハーレーダビッドソンが昔エルヴィスが実際乗っていたモデルを復刻生産し、1台500万円で販売したいので名前を使わせて欲しいというものにライセンスを与える事です。勿論エンタープライゼズは売上に応じて使用料を徴収します。現在エンタープライゼズがライセンスを与えている会社は200社を超えるようです。
エルヴィスのイメージを損なわないなら、幅広くライセンスを与える。最終的にグレイスランドが過去よりもさらに有名になり利益を生むことなのです。恐るべきことにエルヴィス・プレスリー・エンタープライゼズ(今後EPEと記す)がフォーカスするメイン・ターゲットは「12歳〜34歳」です。エルヴィスを全く知らない世代です。2004年、リサはこのEPEの85%をある大物事業家に100億円で売却します。残りの15%はリサ・マリーが所有しています。
大物事業家とはロバート・シラーマンといいます。
アメリカの音楽業界では大変有名な人で、マドンナの包括契約で日本でも大きく取り上げられた興行会社「ライブ・ネイション」の創業者です。この人はまず「SFXブロードキャスティング」という多数のラジオ局を持つ会社を創業し売却後、興行会社「SFXエンタテインメント」を興し、これまたアメリカ最大のラジオ局を抱える「クリア・
チャンネル」に売却します。
ちなみにこのクリア・チャンネルは、あの9.11の際にジョン・レノンのイマジン他多数の曲を放送禁止にしたラジオ局会社です。あまりにも親会社の評判がアーティストから悪い事から、SFXエンタの主要幹部はスピン・アウトし「ライブ・ネイション」を興します。
そしてロバートが次に始めた会社が「CKXマネージメント」。EPEを買収したのがこのCKXなのです。昨年は「モハメッド・アリ」のネーミングを含む諸権利を50億円で買ったことでも有名です。
CKとは? 嘘か本当か「Content is King」と言われています。
(つづく)

カンヌで契約したプレスリーの音楽著作権…ポニーキャニオン洋楽部の高橋裕二氏の意気込み(2)

皆さんの中には、エルヴィス・プレスリーって何だかピンとこないよな、という若いラジオ局の方達のために、昨今の大学生が即席な卒論を書き上げる為のツール、「ウィキベディア」を活用しましょう。
エルヴィス・プレスリーは1935年1月8日生まれ。1977年8月16日死去。生まれたのはメンフィスから東南に直線距離で140km程のミシシッピー州テュペロ(Tupelo)です。存命だったら73歳。没後は30年経ちます。
まあインターネットが便利なのは、生まれた年に第1回の芥川賞と直木賞がスタートしたとか、小泉純一郎が同じ1月8日生まれだとか言うことです。誕生日が同じだからエルヴィスの事好きなんだろうか? というよりはたまたま彼が中学生の頃、エルヴィスにハマったということでしょうね。
亡くなった1977年、日本の音楽業界は「ピンク・レディー」が猛威を振るいます。狩人の「あずさ2号」なんてのもありました。
エルヴィスの死後3年、1980年、エルヴィスの肖像権を含む様々な資産の管理会社として「エルヴィス・プレスリー・エンタープライゼズ」が設立されました。既に73年にはプリシラと離婚していますから、遺産の相続は娘のリサ・マリー・プレスリーです。
マイケル・ジャクソンと94年結婚、96年離婚したリサ・マリーですがこれからの展開、マイケルには想像できなかったのでしょうか?
恒例のアメリカのビジネス雑誌「フォーブズ」の「死去したセレブの年間稼ぎランキング〜Top-Earning Dead Celebrities」で昨年も1位です。エルヴィスの収入は約50億円。ここずーっと2位がジョン・レノン、3位がスヌーピーでお馴染みのコミック「ピーナッツ」の作者、チャールズ・シュルツです。2人とも収入は当然印税です。
http://www.forbes.com/media/2007/10/26/top-dead-celebrity-biz-media-deadcelebs07-cz_lg_1029celeb.html
ふーん、じゃあエルヴィスも著作権やアーティスト印税か? とお思いでしょうが、敏腕マネージャーのトム・パーカー大佐がエルヴィスに内緒でプリシラとの慰謝料の支払いの為に、音楽著作権の権利を僅か6億円でRCAに売却します。「ハートブレイク・ホテル」、「冷たくしないで」、「ラブ・ミー・テンダー」等は共作ですがエルヴィスが書いています。じゃあなんで稼げるの? 今回の短期連載、これが全てのキーワードです。

(つづく)

カンヌ音楽見本市で契約したプレスリー…ポニーキャニオン洋楽部 ・高橋裕二氏の意気込み!!(1)

ポニーキャニオンの洋楽部エグゼクティブ・プロデューサー、高橋裕二さんから実に長いメールが届いた。ゴールデン・ウイーク前から、もう6回以上は届いているか…。
で、「船場吉兆」の料理じゃないが、もったいないから【ヘッドロック】に回し出しすることにした。いや、「回し出し」は表現が悪いから「転載」ということに。
内容は、エルヴィス・プレスリー。
プレスリーについては、東京スポーツで連載を執筆している「芸能事件簿」で4月21、22日に扱っただけに、実にタイミングが良かったっていうか、もっと早ければ、記事にも参考できたのに…と思いつつ。
※  ※  ※  ※
今年1月のカンヌの音楽見本市「MIDEM」で僕が契約したアーティストは、「エルヴィス・プレスリー」です。
5月21日の発売です。
騙されたと思って、この短期連載をお読みください。
クリスマスが迫った昨年の12月21日、知り合いのフランスのブローカー、エドワルドからメールが届きました。
「エルヴィス・プレスリーのリミックスがイタリアのituneのダンス・チャートで1位獲得!貴国でのライセンス、まだアベイラブル」。
エドワルドとは「モダン・タイムズ」のJ−FIVE以来の付き合い。
それにしてもエルヴィスのリミックスかぁ。リミックスといえば02年のJXLによる「ア・リトル・レス・カンヴァセーション」が有名だが、でもそのトラックはエルヴィスのベスト・アルバム「ELV1S〜30ナンバー・ワン・ヒッツ」のボーナス・トラックとして、勿論BMG JAPANから発売された。
半信半疑だったがエドワルドにメールを返した。
「誰がマスター・オーナーなのか? RCA? BMGとの関係はどうなっているのか? 日本はシングルではビジネスにならない。まさかいくらなんでも全曲リミックスのアルバムなんてないよな?」
「ユージ、勿論全曲リミックスのアルバムを制作中だ。RCAとは話してないんだ。でも全く問題ないよ。原盤はイタリアのインディーズのエバーネス」
と返信メール。
イタリアかぁ? インディーズかぁ? そしてRCAと話してない? リミキサーはDJスパンコックス。曲は1955年4月10日にサン・レコードからフォース・シングルとして発売された「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」。
まあ騙されてもいいや。エドワルドにはこの案件、カンヌで決めようとメールを打ちました。音は以下のスパンコックスのマイ・スペースでお聴きください。
http://www.myspace.com/agostinocarollo

(つづく)