同情の余地なし? 親も迷宮入りを望む!?東京・江戸川区の19歳女性監禁事件(下)

急にトーンダウンしてしまった、あの事件。東京・江戸川区に住む石田佳奈子さん(19歳)が、出会い系サイトで知り合ったシャブチュー男の塩野直樹(26歳)に連れ回された挙句に、消息不明になってしまった事件である。
最初のうちは、石田さんからの緊急連絡を放置していた山梨県警などの失態が批判されたものだが、今や話題の中心は愛知県豊田市の高校1年・清水愛美さん(15歳)が遺体で見つかった強盗殺人事件だ。ゴールデンウィークのテレビ各局は、この事件で現場から生中継をしたり大騒ぎである。
現場を取材した社会部記者は言う。
「結局、石田さんの場合も事件には変わりないけど、彼女の部屋の中から大麻など薬物が出てきたことなんですよ。行方は依然とつかめないようですが、もし生存してたとしても麻薬取締法違反で逮捕ですよ。だいたい、塩野と会ったのも、シャブをするためだったという疑いが強いわけですから、これは石田さんにも責任がある。100%被害者というわけにはいかないんですよ」
「どうも、石田さんは、いつもクスリは鼻からやっていたようですが、この時は塩野に注射をされた。一部には、注射の仕方が悪いと喧嘩になったなんて情報もありますが、注射のショックで錯乱状態になったようですね」。
要するに、シャブをやりたくて、出会い系サイトで知り合った塩野と待ち合わせ、山梨県の方まで行った。大菩薩峠のひと気のないところでシャブをやったら、石田さんが錯乱し、ショック死したか行方が分からなくなってしまったというところか? こんな事件では、警察も取材する記者もテンションが落ちるばかり。
「正直言って、石田さんの親も複雑ですよ。大きな声で娘を探してくれとは言いづらい。世間体もありますからね」(関係者)
石田さんの父親は、大手都市銀行の役員だという。娘がシャブチューだったなんて、これはシャレにもなったもんじゃない。大学生の兄にしたって「冗談じゃない」って思っているに違いない。それだけに、父親は
「仕事がありますし、家族も(現場には)行っていません。警察にお任せしています」
なんて、事件に対してはまるで他人事だ。しかも、娘がシャブに手を出していたことにも
「何のことですか?」
と吐露していた。
こんな父親で、家族なんだから、誰だって同情はしなくなる。ただ、僕は逆に、こんな親を持った佳奈子さんに同情してしまうが…。
「まあ、親としては、このまま娘が見つからずに、事件そのものが迷宮入りしてしまった方がいいと思っているかもしれませんね。例え、亡くなって発見されたとしても書類送検です。父親としては、それも困るわけです」(社会部記者)。
もっとも、被害者なのに、麻薬常習犯の犯罪者でもある石田さん。19歳だから本来は、犯罪者としては「少女A」なのだが、名前まで公表されてしまっている。これも妙な話ではある。