大友康平裁判(12)“和解”を求める裁判所の温情も大友側の拒否?で5月23日結審へ!

ロック・グループ、HOUND DOGの前所属事務所「マザー・エンタープライズ」(佐藤庄平社長)が、メンバーでボーカルの大友康平の“裏営業”と、ソロ独立によるコンサート・ツアー中止で莫大な損害を被ったと大友以下、メンバー3人(八島順一、橋本章司、西山毅)、及び大友の所属事務所「イエホック」(楠山寸賀子社長)を相手に約3200万円の損害賠償を求めた裁判が5月23日にも結審する見通しとなった。
ただ、裁判所側は、結審の前に4月21日に、もう一度、裁判を行い、その際に“和解”を提言するという。しかし、現状では「和解の可能性は低い」と見ている。だが、結審を前に、何で、裁判所は“和解”を提言するのか? ある関係者に聞いた。
「本来、裁判所は結審してもいいのに、もう1回和解のチャンスを設けたということでしょう。『本当にいいの?』っていう話ですよ。温情といえば温情です。ただ、よく考えてみてください。なんで、結審を遅らせてまで、和解を提言するのか? つまり、大友側に不利な判決が出る可能性があるということです。あくまで、想像ですけどね」。
要するに、「判決を下す前に和解しちゃいなさい」ってこと。で、その和解とは、大友側が、前事務所のマザーに損害賠償を支払って決着しろってことである。
もちろん、いくら支払うかは両者の話し合いだろうが、
「問題は、支払う金が大友側にあるかないかでしょうね」
なんて業界内には声もある。
今回の損害賠償裁判は、05年1月11日に東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテル(現グランドプリンスホテル赤坂)で大友康平が行った“裏営業”(リクルートの新年会)と、大友の独立により、05年秋に予定していた25周年記念ツアーが開催不可能になったことなどで、マザー・エンタープライズが被った損害を求めている。訴状は06年8月中旬に提出した。
一方、イエホック側も「裏営業とマスコミに報道されたことで「多大な影響を被った」と逆訴している。具体的には、マザーに対して「名誉毀損」で500万円を求める訴状を06年11月に提出しているのだ。この逆訴については、どうなっているのか分からないが、しかし、大友側は3月10日に行われた公判(東京地裁611法廷)の際に、逆訴においての損害賠償額の増額を新たに求めた。突然、大友側の弁護士が賠償金の増額発言したものだから、裁判長も一瞬、聞き直す場面も。何か、投げやりに「だったら、増額に関しては4月14日までに提出してください」と言われていた。
賠償金をどれだけ増額するかは保留したが、言ってはみたが、内情は何も決まっていないような感じだった。裁判所側は、和解を勧めているが、これは大友側が“和解”の受け入れを拒否するということか。
いずれにしても4月21日に再度審理し、5月23日に結審する方向となった。