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59万8000円のコンピュータソフト海賊版を5000円で売って捕まった50歳会社員

日曜日, 1月 13th, 2008

インターネットオークションサイト「WANTEDオークション」を悪用、海賊版コンピュータソフトを販売していた愛知県蒲郡市在住の50歳男性会社員Aが、著作権法違反で兵庫県尼崎東署に逮捕された。Aは、昨秋10月10日、オートデスクインク(オートデスク㈱)が著作権を持つ「AutoCAD 2008」を無断でDVD‐R1枚に複製、兵庫県の男性に5000円で販売したという。
尼崎東署によると、Aは、WANTEDオークションに海賊版を出品したばかりか、その他販売可能なCADソフトの一覧も列記するなど、それはそれは本格的だった。とにかく「リストあります」としてフリーメールのアドレスも明記、問い合わせがあると、55の海賊版ソフトタイトルを記載したメールを送信するなどして購入者を募っていたらしい。
驚いたのは、Aが5000円で販売していた「AutoCAD 2008」の海賊版の正規品価格は、ナント59万8000円(税別)なんだという。まさにビックリ!価格である。尼崎東署の調べでは、Aは昨春3月頃から海賊版を販売していたことを認めているそうで現在、売り上げについて調べが進められている。
今回、尼崎東署の署員がサイバーパトロールで男性の出品を発見した。Aの家宅捜索では、パソコン6台、CD‐R約100枚、ファイル交換ソフト「share」の使い方が解説された本などが見つかったそうそうだ。押収されたものとしては、たいしたものではないが証拠品だ。ただ、ちょっと驚いたのは、Aは、海賊版を作成するための「マスター」ソフトは、インターネットオークションを通じて海賊版ソフトを購入したのだという。また、ファイル交換ソフトを通じて販売したソフトを入手していたらしい。その上で「生活費を稼ぐため海賊版を販売していた」と犯行の動機を供述しているというから、なかなかの知能犯である。
因みに、Aは、昨年6月に、オークションIDを削除され一時は海賊版販売を止めていたという。しかし、8月に再度IDを取得し、販売を再開した。
その他、Aは、㈱ジャストシステムが著作権を持つ「三四郎 2007 優待版」の海賊版も販売していたことも発覚している。このため、ジャストシステム社もAの告訴を予定しているという。
ところで、昨年12月末日現在のWANTEDオークションの会員数は21万5326人、出品点数は28万3647点にも上っているという。この数字を多いと思うか、少ないと思うか、なるほどね、と思うかは人それぞれだろう。 
それにしても、生活費を稼ぐためとはいえ、Aは50歳の会社員である。どっちが本業なのかわかったものではない。ただ、59万8000円が5000円というのは、欲しい人にとっては魅力的な価格だ。ま、何だかんだ言っても、これも氷山の一角だろうが…。