解散から20年…。未だに人気健在のロックバンドBOφWY8枚組DVD BOXの中身は!?

伝説の人気ロック・グループ、BOφWYの映像集(DVD)「“GIGS”BOX」が、解散記念日の12月24日に発売されることになった。DVD8枚組の超強力作品だという。しかも、収録映像には、BOφWYファンの間では“幻のナンバー”と言われ続けてきた未発表曲「MIDNIGHT RUNNERS」が収録されることになった。とにかく、DVD8枚組で税込価格が3万2000円という高額な商品であるにも拘らず、現時点で「初回出荷は5万セットは超えるだろう」と発売のEMIミュージック・ジャパンでは豪語している。これはBOφWYファンはもちろん、ロック・ファンにとっても注目度の高い映像作品集になることは確かだ。

※写真=BOφWYのメンバー
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ところで、BOφWYについて知らない人に。
BOφWYは4人組だが、ボーカルの氷室京介とギターの布袋寅泰が人気を二分していた。87年12月24日、東京・渋谷公会堂(現C.C.レモンホール)で解散宣言をした。それから20年目を迎えた今年、9月にはベスト盤CDを発売した。今回の映像作品「“GIGS”BOX」は、そのベストCDに続く記念商品として企画された。「レア映像を集めた貴重な映像集」だと言う。
ところで、「MIDNIGHT RUNNERS」のライブ映像は(ロンドン、クラブ・マーキー=1985年3月=でのシークレット・ギグ)、「DVD全8枚組の中で、特に貴重な未発表映像を中心に構成する予定の“Disc.8”に収録する」という。この“Disc.8”には、BOφWYが日本のロック・シーンの頂点を極める直前の生々しいレアなライブ映像の数々を、彼らの当時のインタビューを交えた構成で収録している。
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※DVD収録内容は次の通り
【Disc.1~3】「“GIGS”CASE OF BOφWY COMPLETE」=“BOφWYのレパートリー全てを演奏する”というコンセプトをもとに収録。87年7月31日の神戸、8月7日の横浜でのGIGを収めている(11曲を今回の映像作品のために新たに収録した)。

【Disc.4】「BEAT CHILD」=87年8月22、23日に南阿蘇アスペクタで台風直撃の中で行われた野外イベント(未発表映像)。

【Disc.5】「ロックステージ・イン・新宿(都有3号地)=86年8月4日、現在、都庁のある「都有3号地」で行われた野外コンサートの模様を収めている。当日は、豪雨の中でエキサイティングなGIGが行われた(未商品化映像)。

【Disc.6】「FINAL伝説」=01年NHKで放送されたBOφWYのドキュメンタリー(未商品化映像)

【Disc.7】「ROCK CIRCUIT&ROCK,NROLL OLYMPIC」=87年7月26日、北海道・札幌真駒内オープン・スタジアムで行われた野外イベントなどのGIGを収めている。全て未商品化の映像で構成。

【Disc.8】「Artform? or Burmout! ―EMI room 102―」=この映像作品のために新たに編集されたレア映像。未発表曲「MIDNIGHT RUNNERS」を収録している。
 また、今回の映像集DVD「“GIGS”BOX」には、特典として、85年に限定発刊したイメージブック「HYSTERIA」を、このBOXのために復刻した。「特別付録」として封入している。

大友康平はHOUND DOGの25周年の全国ツアーをいつの時点で認識したか!? ⑦

マザー・エンタープライズの佐藤庄平社長の他、大友康平、大友桂子夫人、そして、ディスクガレージの中西建夫社長の証人尋問。
今回の裁判の争点の1つは、大友康平がデビュー25周年の全国ツアーを認識していたかどうかである。この裁判は、「裏営業」と同時に、大友の「個人事務所設立と独立」によるコンサート・ツアー出演義務違反による損害賠償請求でもあるだけに重要なことだ。
25周年の全国ツアーの企画は、04年の年頭から進められていた。佐藤社長も「全国のイベンターに会場の調整を依頼していた」と言う。
「正直言って、HOUND DOGのコンサート動員は落ちていた。CDの売上げも同様だった。そこで03年末から見直しを図ろうということになった。04年の年頭にイベンターとの話し合いの中でも『確かに、低迷はしているが、HOUND DOGに対しては思い入れがある』という意見が多数を占めた。そこで、とにかくヒット曲を作ろうということになった。また、コンサートの場合は、早いところでは1年前から動き、会場を押さえる必要がある。それに合わせ、新曲の制作やタイアップ、プロモーションなども計画していく」。
全国のイベンターは、それぞれ25周年のコンサート・ツアーに向けて発進した。その全国ツアーを盛り上げるものとして、企画されたのが05年7月9日の東京・日本武道館公演だった。全国ツアーに向けて、森永製菓のスポーツサプリメントがスポンサーになることも決まった。この点に関しては、大友自身も「認識していたはず」と佐藤社長は証言。
05年1月7日には東京に全国のイベンターの担当者が一同に集まり、HOUND DOGの活動についての会議が行われた。ディスクガレージの中西社長は「25周年。まずは日本武道館に向けて一致団結して頑張ろうということを確認した」と証言している。この会議が開催されたことは大友自身にも知らされていた。当然、桂子も知りえた話である。大友が、個人活動とグループの活動を分離して、グループでの活動は「今後もマザーに仕切ってもらうつもりだった」と証言した部分には、そういった背景があったからだろう。しかし、大友自身は証人尋問で問われ「武道館以外は聞いていなかった」とした。
いずれにしても、大友は「(武道館以外は)聞いていなかった」と言うが、04年の念頭から話し合われ、しかも「25周年」という意味合いを考えると、05年になってから、いくらなんでも「武道館だけ」とは思わないだろう。1月7日には、自分たちのためのイベンター会議までやっているんだから…。当然、全国ツアーを含めた何かがあると思うのが当然だ。このことはファンだって、もし25周年が武道館1回だけだと言ったら、少なくともブーイングじゃないか!? 
そういったことから考えると、この全国ツアーが25周年のものだったのか、あるいは解散ツアーだったのかは別として、結局は、いつの時点で大友が全国ツアーを認識したのかが問題となるだろう。
しかし、正直言って今回の証人尋問では、明快なことが分からなかった。
(つづく)