阿久悠さん…。生涯最後の仕事は酒井政利氏と組んだオリジナル・アルバム制作だった!?

昭和~平成にかけて、日本の歌謡史に君臨してきた作詞家の阿久悠氏(本名=深田公之)が1日午前5時29分、尿管がんのため亡くなった。阿久さんは、01年に肝臓がんが発見され摘出手術をして以来、入退院を繰り返してきた。静岡県伊東市の自宅で静養する傍ら、仕事にも熱心で、音楽プロデューサーの酒井政利氏とアルバム制作を準備していた。
酒井氏によると、アルバム制作の話は昨秋から。
「一緒に組んでやろう」
と言うことから進めてきた。
「何回か、打ち合わせもして、方向性もほぼ決まろうとしていた」
という。
「完全なオリジナル・アルバムで、全曲、阿久さんの詞でいくことになっていたんです。もう、何曲か書き上げていた感じでしたね。近々、誰に歌わせたらいいのかということも含め、進行の打ち合わせをする予定だったので、非常に残念です。阿久さんには多数の遺作もあるので、私の気持ちとしては、何とかアルバムを完成させたいと思っているんです。それが、一番の供養になると思っているんですけどね」。
事実上、このアルバムが、阿久氏が生涯の最後に手掛けていた仕事になってしまったことになる。
しかし、歌謡界から、また1人、大物が去っていってしまった。

※写真=アルバムを完成することが一番の供養になる…という酒井政利氏
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