元テイチク会長の飯田久彦さんがエイベックスエンタテインメント取締役で新スタート

元テイチク会長の飯田久彦さんがエイベックスエンタテインメント取締役で新スタート“チャコ”の愛称で親しまれる飯田久彦氏が11月1日付で、エイベックス・エンタテインメントの取締役に就任することになった。飯田氏は、あの桜田淳子やピンクレディーの育ての親として知られる。ビクターエンタテインメントからテイチクエンタテインメントの代表取締役社長、そして会長を務めてきた。元歌手だけに、音楽制作ではいいセンスをもった人である。歌手としては、61年に米国歌手ディオンの名曲「悲しき街角」でデビューした。この曲は、英詞を日本語訳した洋楽ポップス・カバーの先駆となるのと同時に、大ヒットとなった。この曲に続く、「ルイジアナ・ママ」も大ヒットして、人気を確立した。親しみやすい容貌から、”チャコ”の愛称で親しまれた。しかし、時は流れ、70年代には、その人気も…。そこで、裏方であるディレクターへの転身。制作者として才能を発揮したのは、松崎しげるの「愛のメモリー」だった。そして、桜田淳子、ピンクレディー、小泉今日子…。次々にトップ・アイドルを輩出していった。90年代には、プロデューサーとして河村隆一やSMAPを担当した。サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」は、飯田さんをモデルにしたとも言われている。今回、飯田氏は、エイベックス・エンタテインメントの取締役と同時にエイベックス・グループ・ホールディングスの特別顧問にも就任する。幅広い人脈を活用して制作を担当するというが、おそらく、新しいレーベル「チャコ・レーベル」でも作るのだろう。
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ユニバーサルミュージックの副会長に鈴木伸子常務、社長に小池一彦取締役が就任する!!

全くの業界ネタである。しかし、業界内では注目している人が多いだろうから書くことにした。世界一のシェアを誇るユニバーサルミュージックの日本のトップ人事が決まった。2ヵ月後の07年1月1日付で発令されるものだが、今まで空席となっていた取締副会長兼CFOに鈴木伸子・常務取締役、そして取締役社長兼COOには小池一彦・取締役兼社長補佐が就任することになった。さらに、徳永英明やAI、華原朋美などがいる邦楽部門の「ユニバーサル シグマ」のトップ(マネージング・ディレクター)には、まだ40歳前の藤倉尚さんが就任する。ユニバーサルミュージックは9月25日付で、それまで代表取締役社長兼CEOだった石坂敬一氏が代表取締役会長兼CEOに昇任している。このため、石坂氏の後任が注目されていた。現在、全世界71ヶ国でレコード業務、ライセンス業務を展開している、ユニバーサルミュージック・グループの中でも日本の業績は、トップクラスにランクされている。CDが低迷する中で、音楽配信が好調なため売上げと同時に利益率も前年度を上回っている。今年は確実に増収増益が見込まれているという。ところで、副会長に就任する鈴木常務は、もともとは外務省のキャリアだった。年齢不詳の彼女は津田塾大学国際関係科の卒業だが、大学在学中に外務省入省し、85年までは外交官として勤務していたという。さらに、トリニティ・カレッジ、ダブリン大学の特別聴講生(国際私法専攻)として留学、米国ミシガン大学MBA(財政学専攻)卒業した。その後は、イーライ・リリー&カンパニー入社して、米国本社勤務を含め、アジア地域における財務戦略及び日本国内における戦略企画・商品分析・財務企画・経理等 担当してきたという。まさに、外資系のレコード会社にはピッタリの人だ。ユニバーサル ミュージックには、10年ぐらい前、ポリグラムの時にチーフ・ファイナンシャル・オフィサーとして入社した。変り種といえば、やはり1月1日付でユニバーサルインターナショナルのトップに就任する加藤公隆さんだろう。彼は、まだ34歳である。しかも、彼も慶應義塾大学法学部卒業というから、石坂会長、小池新社長とは先輩後輩の関係になる。ただ、彼の場合は、大学卒業後のスタートが「三和銀行」(現三菱東京UFJ銀行)だった。四谷支店に配属されていたという。ユニバーサルの前身、ポリグラムに入社したのは98年で、その後、東京第1営業所、同第2営業所でセールスマンをやって、99年1月にポリドール洋楽制作宣伝本部宣伝部に異動した。
いずれにしても、レコード会社も若返りである。
※写真=左手前が小池新社長、右後ろが藤倉ユニバーサル シグマのマネージング・ディレクターになる藤倉さん。

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