つま恋。吉田拓郎&かぐや姫コンサート。31年の流れで変わったこと… (4)

吉田拓郎とかぐや姫の野外コンサートが23日、静岡県掛川市のリゾート施設「つま恋」で行われた。75年のオールナイト・コンサートは6万9000 人を集 めた。それから31年。会場は、さまざまなレクレーション施設が造られ、コンサート会場となる多目的広場は3万人が収容可能な広場へと変貌していった。
つま恋での最後のオールナイトコンサートは、85年に吉田拓郎が「ONE LAST NIGHT IN つま恋」と題して行っている。つま恋の周辺には住 宅が建ち、騒音問題からも、つま恋でのオールナイトでのコンサートは終焉を迎えていた。それから数えても21年の歳月が経った。
いずれにしても、吉田拓郎とかぐや姫のジョイントでのステージは31年ぶり。
31年経って…。役者は、年をとったことが大きな変化だが、何といっても変わったのは、スタッフだった。もちろん、スタッフの中心は、吉田拓郎、かぐや姫 が所属していた「ユイ音楽工房」の元社員ではあるが、75年の時のスタッフは、今回はコンサートを楽しむ側に変わっていた。
75年のコンサートは、静岡県では大騒ぎだったように記憶する。
「オールナイトコンサートなんて、とんでもない」
「コンサートへの参加は非行に結びつく」
静岡県の教育委員会は、県内の中高校生のコンサート入場を禁止した。高校によっては「コンサートに行ったら停学」なんて言っていたという。とにかく、学校 にチケットは没収された。とにかく、フォークやロックを聴くことは「不良」とみなされた。ロックの場合、特に矢沢永吉のコンサートは暴走族が集まるという 理由から、ホールを貸さなかったほど。そんな時代である。
31年の流れは大きい。
ま、今回はオールナイトではないので、事情も違うのだが…。
会場には中島みゆきも来てステージに立った。ただ、陣中見舞いに小田和正や松山千春、イルカなんかも来ていた。東京からマスコミや音楽関係者も殺到した。やはり、ある意味で今年、最大のイベントになったことだけは確かだった。

※写真=31年ぶりの吉田拓郎&かぐや姫は午後1時開演

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※写真=コンサートは夜9時40分に終演した。

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